話し方

お土産を頂戴したら

会社でお客様からお菓子を頂戴したのですが、部下から報告がなかったためにきちんとお礼が伝えられなかった。
と上司からのご相談がありました。

実はこのような案件は結構ご相談として上がります。

考え方は会社も家庭も同じです。
「お友達の家でおやつをいただいたらきちんと報告してね。」と育てられた人は、
親に伝えることが習慣となっています。
「先日娘が遊びに行った時ご馳走になりありがとうございます。」と後日一言お礼も伝えられます。

親戚からお小遣いをもらった
この前塾の先生が海外旅行に行ってお土産をもらった。

伝えることが習慣化すれば良いだけです。

ところでなぜ報告が必要なのでしょうか。
親がお礼がいうために報告する。
それもありますが、それだけではありません。
日頃親子のコミュニケーションが取れているのかという確認でもあります。

会社に置き換えて考えてください。

お客様からお菓子をいただいたら、上司に報告し社内で共有する。

事例として、「〇〇様から頂きました。」
などとメモを貼りつけておくことで

「お菓子ありがとうございました」と社員からお礼の言葉を伝えられます。

お客様は気分がよくなるでしょう。
そして会社のコミュニケーションの良さを感じ取ることができます。

会社だからといって全てが完璧なわけではありません。

そもそも「正しい報告のあり方」に決め事を作っていない

これまでの環境で報告を習慣化する機会なかったという場合、
実は何が正しいやり方がわからない。ということもあるのです。
曖昧なままにするのではなく、明確にルール化することです。

  1. お客様からお土産を頂戴したらすぐに報告し、上司からの指示を仰ぐ
  2. お土産には、どなたからいただいたのか明記しわかるようにする
  3. いただいたら、社員は言葉でお礼を伝える

全て当たり前と思われる基本的なこと。
出来ないということは基本が出来ていないということです。

「ありがとうございます」
いつでもこの言葉は素直に自然に出せるようにしていきましょう