話し方
企業研修でお客さまの元へお伺いすると、体質や性格など個人と同じように
会社にも様々な特徴があります。
「部下に任せている」
この言葉は上司が部下に対しての信頼の上に発せられます。
それなら健全なのですが、そうとも限らず、
信頼はしていないが自分の手が回らず仕方がないから任せている現状はかなり危険です。
新人教育や申し伝えもないまま突然営業のひとり立ち。
20代の若い感覚に委ねられ、
お客様に対して失礼な言葉遣い。行動など常識外なことが行われていても
クレームになるまで気にせず任せて
実際に問題が起きている時には取り返しがつかないことになっています。
また、男女問わずベテランが仕切る事務所内部でも時折起きる問題があります。
会社として省いてはいけないことを
本人がやりたくない。面倒だという理由で省く。
その結果、後に気がついた時には悪しき習慣として蓄積されていた。
というのもよくある話しです。
信頼も成立していないのに形式上金庫番に任せた末
極端に言えば「横領」に結びつく。
SNSが蔓延状態の今の時代、
責任者不在で教育が不完全なまま新人やアルバイトに「任せた」結果
ただならぬ不始末な行動が、いとも簡単に露出されます。
会社は社員に対して任せられる人物に成長させる責任があります。
本当の意味で相互に信頼を築く必要があります
任せっぱなしではなく
任せた事が出来ているのか定期的な確認作業は出来ていますか。
何を要望し、依頼したか、どんな依頼をされたのか、
する側された側で相互理解があることが重要
大切なことを任せる時
何を相手に任せるのか話して「伝えること」を意識してください。
そして、任せられた人は何を任せられたのか「確認すること」を意識してください。
任せることができない人も多くいます。
自分でやった方が早い。
それもわかります。
まずは小さなことを任せることから初めてみませんか。
「任せる」ことも「任せられることも」
どちらにも最初の一歩が必要。
信頼は築き上げていくものです。