話し方

クレームが起きるとき

反省していることがあります

私は車がだらしなく駐車されるのを嫌います
タイヤの前輪を斜めにして止まっている車を見ると
マナーの悪さにがっかりしてしまうのです。

日頃そう考えている自分が、

荷物を運ぶ必要があって、すぐに戻る前提で狭い駐車スペースに車を停めました。
降りた時、少し前輪の曲がり具合が気になりました。

同乗者に「どうしよう気になるかな。大丈夫かな。」と問いかけると
「大丈夫じゃない?」と返事があり
「まぁいっか。」
そんな軽いやりとりでそのまま荷物の運び出しを始めたのです。

ほんの少しのつもりが作業に手間取り、車を離れて30分ほど経った頃でしょうか。
車の止め方が悪い。マナーが悪いというお叱りの電話が入ったのです。

車のフロントガラスからみえるところに、少し場所をお借りします。
連絡先も含めメモを残していたので
私のところに連絡が入りました。

その時に思ったのです。

少しの面倒な気持ちを誰かに委ねて、
「どうしよう気になるかな。大丈夫かな。」
と質問をしています。

大丈夫かな。きっと大丈夫だよね。と、相手に同意を求める質問で気持ちの責任を軽くしています。

研修に入ると似たようなことが課題に上がります。
それは確認作業の重要さ。
誰かに決定を委ねるのでは無く、自ら納得のいく承認をする。

「大丈夫かな。きっと大丈夫だよね」
その承認を曖昧にすると
いつでもその隙をつくようにクレームは起きてしまうのです

言葉にするなら
「間違いなく大丈夫です」という承認ができていますか。